私!今日から!肉屋の女になります!
ども!尼です!
今回は、社会人として第一歩を踏み出した時の話です。
ここで、念の為登場人物を記載しておきます。
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やーさん上司:肉売場のリーダー。社会人人生初の直属の上司。
セクハラ上司:肉売場の副リーダー。社会人人生初の直属の上司②。
私:社会や一般常識の事を何も知らなすぎた残念な新入社員。
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本記事で学べる事
- レベル1のくせにラスボスを相手にしない
- 新入社員に限らないが、何事も謙虚な姿勢を大切にする
前回の記事で書いていなかったのですが、本配属の発表がされたのは売場研修が終わって連休に入った時の事でした。
その為、自宅でのんびりしていたら店長から電話が。
「尼さんは、畜産売場に配属される事になりました。」
セクハラ上司のいる所。。。やーさんのいる所。。。肉売場の仕事って何をやっている所なんだろう・・・??と、色々不安が募りましたが未知な世界であった為に面白い経験が出来るぞ!という楽しみな面も若干ありました。
約4年前の私はそんなにも純粋な女だったね。と、今の私から考えると初々しさやキラキラっぷりを感じます。
無知って怖いね。。。
本配属の発表がされ、不安と楽しみの中休みを過ごし休み明け一発目の出勤。
とりあえず事務所の前で待つよう店長から事前に指示があった為、一人突っ立ってやーさん上司が来るのを待っていると「おう。」と軽く声を掛けられてやーさんがやってきた。
「こっちで話すから来てくれ」と言われ、会議室で二人きりになる。
見た目がやーさんなので、正直二人きりの状況にビビッてました。
とはいえ特に何もなくて良かった。(当たり前か)
そこではやーさん上司から肉売場の売上について軽く説明がありました。
自分がどれだけの売上を毎日作っているのか、ライバル店と比較して売上がダントツで作られている事、同エリア内の店舗の中では一位、二位を争っている売上のでかい店舗である事等。後は忘れました。←
説明を一通り終えると、「俺はこう見えてもちゃんと数字を作ってるんやで」と自信あり気に語っていました。※やーさんは関西人
やーさんからの話に素直にすげーと感動していた。
その時思いました。
「私も上司のように自分に自信を持てる程の実力が欲しい」と。
俄然やる気が湧いてきて上司のようになりたいと強く思ったんです。
しかし、今の私から一言物申したい。当時の純粋な私よ。
「張り切りすぎだ。もっと抑えろ。」
やーさんからの肉売場についての説明が終わると、いよいよ作業場へ。
作業場にはこれから一緒に働く事になるパートのおばちゃん達がいました。
勿論初対面なので、自己紹介をする事になります。
自己紹介では当たり障りない普通の事を言えば良かったのに、ここで私は今後自分を追い詰める大失敗をしました。
「やーさんを超えるようなリーダーになりたいです!!!」
と、やーさん上司、セクハラ上司、パートのおばちゃん達がいる目の前で元気良く叫んでしまったのです。
完っっっ全にやっちまいましたね。
そんな事言わなければ、多少はやーさんからの接し方は変わっていたかもしれません。
ただでさえめちゃくちゃ厳しいやーさんを更に厳しいやーさんへとさせてしまったのです。
だって新入社員が急に課長クラスの超ベテラン社員を超えたいと言っているんですよ?せめて、周りの先輩のようにある程度仕事に慣れて上司の話を理解して行動が出来るようになるといったレベル1程のステップを目標にすれば良かったのに。
ドラクエの主人公だって最初からラスボスに挑んだ事なんてしなかったぞ。
そんな感じで皆から若干引かれて、最悪の印象を与えてスタート。
勿論当時の私はその時点で最悪のスタートを自分自身でしてしまった事を気づいていない。
(最悪のスタートになる事を分かっていれば最初からそんな事言わないorz)
自己紹介を終えた後は、売場の説明、業務用冷蔵庫へ案内されて在庫数について説明があったり。
その後はライバル店の視察をする為、やーさんと二人行動。
やーさんと一緒に歩いている時も「俺ってすごいやろ」的な話をされ続ける。
普通にすごいと思っていたので、子分のような気分で上司を褒めまくる。
すごい上司の下で働ける事になって嬉しかったんです。
その後店舗へ戻ってきた私達。
やーさんは事務仕事の為事務所へ立てこもるとの事で、私は作業場での仕事の様子を見るよう指示された。
そして、作業場へ行く前にやーさんから包丁を渡された。
肉を切る為にやーさんがマイ包丁としてわざわざ買ってくれたのである。
仕事仲間として迎え入れてもらっている感じがして嬉しくて感謝を述べると、
「まあ俺の金じゃなくて経費やけどな!(笑)」
と、笑いながら言ってきたやーさん。
でもあの時は嬉しかったです。本当にありがとうございました。
これは良い思い出ですね。
作業場ではセクハラ上司が肉を切っている様子を観察していた。
セクハラ上司と初めて対面した時はお酒の席だった為、印象は正直あまり良くなかった。
ただセクハラ上司はただ酒癖が悪いだけのようで、仕事は真面目にやる方だった。
その為、セクハラ上司はやーさんからの信頼が厚かった。
セクハラ上司がただ肉を切る所を眺めて、何を質問すればいいのか分からない状態だったが、それを察してくれたのかセクハラ上司から話を振ってもらっていた。
どんな話をしたかは正直覚えていない。
ただ、セクハラ発言は無かった為、ホッとしていたのは覚えている。(笑)
そんなこんなであっという間に一日目を終える。
次の出勤日は得意日(セール等で売上が通常日よりも大きい日)となる。
そしてやーさんが長期休暇に入るとの事で、肉売場での得意日初参戦は正社員で言うとセクハラ上司と私の二人体制となる。
やーさんから得意日の売場の様子を勉強するよう言われて退勤。
これからの仕事を頑張っていこうと思った私なのでした。
次回はその得意日の事について書こうと思います。